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後撰百人一首[娯勢武肥也矩仁無移新喩・続百人一首] 【判型】大本1冊。縦258粍。 【作者】伝二条良基編。筒井尚堂書。淵上旭江画。 【年代等】寛政12年11月、富小路貞直序。文化4年夏刊。[大阪]柏原屋清右衛門ほか板。 【備考】分類「百人一首」。村上天皇「影みえて汀にたてるしら菊は、折られぬなみの花かとぞ見る」(新勅撰)から、近衞関白左大臣「おのづから都に通ふ夢をさへ、またおどろかす峯のまつかぜ」(続拾遺)までの100首を収録した異種百人一首。村上天皇より近衛関白左大臣に至る100人の各1首を収める。歌意を頭書に掲げ、作者肖像と歌絵をそれぞれ載せる。また、巻頭・巻末に多色刷りの挿絵を施す。 底本は、『後撰百人一首』の最古刊本。寛政12年11月の富小路貞直序文によれば、後普光園院二条良基の撰を「中院関白顕実」が補って完成させたという。しかし、写本が存在しないことや、顕実なる人物の実在が疑われることなどから、後世の偽撰説がほぼ定説となっている。村上天皇・惟喬親王に始まって頓阿法師・近衛関白左大臣(近衛基平)に至り、時代は平安前期から南北朝時代に及ぶが、排列は時代順でなく、思い付くままに並べたかのように雑然としている。小倉百人一首の歌人との重複は避ける意図があったと思われるが、本書の7番「権中納言公経」と28番「西園寺前太政大臣」が共に小倉百首の96番「入道前太政大臣」と同一人物であることは見過ごされている。収録和歌の大半は、「二十一代集」に見られるが、続詞花集や藤葉集などの私撰集からも数首が採られている。最も多く採られた勅撰集は新後拾遺集の11首で、新古今・新勅撰・新続古今の10首がこれに次ぐ。総じて新勅撰集以後を重視し、平淡な二条家流の歌風が主体をなす。また、歌人の顔ぶれを見ると、歌道家(二条家・冷泉家・飛鳥井家)の嫡流を重視しており、徽子女王や源頼政、小侍従など小倉百首に漏れた著名歌人を補って、「後撰」の名に相応しい一面も見えるが、勅撰集に数首しか採られていない和歌が多いことも特徴(やまとうたHP参照)。 ★原装・題簽付(一部破損)・状態良好。記名なし・蔵書印なし。比較的稀書。
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後撰百人一首[娯勢武肥也矩仁無移新喩・続百人一首]
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【作者】伝二条良基編。筒井尚堂書。淵上旭江画。
【年代等】寛政12年11月、富小路貞直序。文化4年夏刊。[大阪]柏原屋清右衛門ほか板。
【備考】分類「百人一首」。村上天皇「影みえて汀にたてるしら菊は、折られぬなみの花かとぞ見る」(新勅撰)から、近衞関白左大臣「おのづから都に通ふ夢をさへ、またおどろかす峯のまつかぜ」(続拾遺)までの100首を収録した異種百人一首。村上天皇より近衛関白左大臣に至る100人の各1首を収める。歌意を頭書に掲げ、作者肖像と歌絵をそれぞれ載せる。また、巻頭・巻末に多色刷りの挿絵を施す。
底本は、『後撰百人一首』の最古刊本。寛政12年11月の富小路貞直序文によれば、後普光園院二条良基の撰を「中院関白顕実」が補って完成させたという。しかし、写本が存在しないことや、顕実なる人物の実在が疑われることなどから、後世の偽撰説がほぼ定説となっている。村上天皇・惟喬親王に始まって頓阿法師・近衛関白左大臣(近衛基平)に至り、時代は平安前期から南北朝時代に及ぶが、排列は時代順でなく、思い付くままに並べたかのように雑然としている。小倉百人一首の歌人との重複は避ける意図があったと思われるが、本書の7番「権中納言公経」と28番「西園寺前太政大臣」が共に小倉百首の96番「入道前太政大臣」と同一人物であることは見過ごされている。収録和歌の大半は、「二十一代集」に見られるが、続詞花集や藤葉集などの私撰集からも数首が採られている。最も多く採られた勅撰集は新後拾遺集の11首で、新古今・新勅撰・新続古今の10首がこれに次ぐ。総じて新勅撰集以後を重視し、平淡な二条家流の歌風が主体をなす。また、歌人の顔ぶれを見ると、歌道家(二条家・冷泉家・飛鳥井家)の嫡流を重視しており、徽子女王や源頼政、小侍従など小倉百首に漏れた著名歌人を補って、「後撰」の名に相応しい一面も見えるが、勅撰集に数首しか採られていない和歌が多いことも特徴(やまとうたHP参照)。
★原装・題簽付(一部破損)・状態良好。記名なし・蔵書印なし。比較的稀書。